非営利活動法人 いこま山の子会

保護者の声

見守り・支え・そっと手伝う、待つことの大切さ

2015年度卒園児の保護者

入園当初、親子登園をしていると、年中の息子は、私から離れてお山で楽しそうに遊んでいました。 でも1か月たって、母親の付き添いなしの登園が始まると「一緒にお山にいてほしい。」と言いました。私には一見、息子は何の問題もないように見えていたので驚きました。 息子の心の中には、私が気づかなかった思いがあったようです。私は息子が安心して一人で登園できるまで、一緒にお山で過ごそうと思いました。 夏が来ようとする頃、とうとう息子が「一人で大丈夫。」と言いました。 私もスタッフの方々も息子に「そろそろ一人で登園できる?」とは尋ねず、ただじっと待ちました。長い時間をかけたあと、自分の心から出てきた言葉には、息子の自信にあふれた思いが感じられました。 その後も何かある度にスタッフの方々は、息子の心が動くまでじっと待ち、見守り、支え、そっと手伝ったり、励ましたりしてくださいました。 私はそういう待つことの大切さに気付きました。
子どもには本来備わった力があります。それを発揮できるようになるまで、手や口をださずに待つのは、時に勇気のいることです。 でもそれはとても大切なことだと、今の息子を見ていると感じます。

大人が関与しない中で子どもはたくさんのことを学ぶ

卒園児&在園児の保護者

お山では縦割り保育なので、異年齢の子どもが一緒になって遊びます。年下の子は年上の子に憧れがあるようで、年上の子どもにもらった木の棒を嬉しそうに見せてくれたりします。 子どもの関わりも見ていて面白いです。先日も生駒山麓公園まで歩いて行ったとき、年下の子たちが、荷物が重くてもう持てないと言ったとき、年上の子どもは下の子どもの分まで荷物を2個も3個も持って歩いたそうです。 そうかと思えば、新年度で新しい友達が入園してくると最初は仲間に入れなかったり、排除するようなこともします。新しい友達が来て環境が変わり、子どもも不安になるのだと思うのですが、新年度が始まったときはどうなることやらとハラハラしました。スタッフが「入れてあげよう」とか「一緒に遊ぼう」とか仲介しなくても、子どもたちは時間をかけてちゃんと自分の居場所を作るのがすごいなと思いました。
子どもは子ども同士、それぞれのやり方で自然にお互いを受け入れ、気が付けばどの子もちゃんと仲間になっています。 大人が関与しない中で、一緒に遊んだり、助け合ったり、喧嘩したりしながら、子どもはたくさんのことを学んでいるのだと思いました。

息子の幼稚園を探す中で出会った「生きる力を育てる」山のようちえん

2015年度卒園児の保護者の声

私は子育てをする過程で様々な情報に触れるにつれ、「生きる力を育てる」、「自分に備わる機能を十分に発揮する、 からだとこころづくり」にとても興味が向きました。年中で息子の幼稚園を探す中、ある本を読んで「リアルな感覚」を育てることにも共感していたところに偶然見つけたお山のようちえん。説明会で聞いたお山の保育は「スタッフは見守り、待ち、サポートする」、「五感をつかう。子どもは遊びを自分が自ら見つけ出し、創造し、発展させ納得いくまで遊ぶ。自分の気持ちを自分で伝えるような場所。どんな気持ちも受け止めてくれることで育まれる自尊感情。」などで、どれも「生きる力を育てる」ことに必要だ!!と思うと同時に、様々な固定観念がついた私では日々の生活に取り入れて実践して行くのは難しいだろうと思い、お山の入園を決めました。
息子にとってはものわかりの良い大人の世界から初めて入る子どもの世界。スタッフの「見守り、待ち、サポート」するという保育は息子にとってはとても合っていたと思います。自然環境も手伝い、随分としなやかなかからだとこころになったのではないかと思います。これから先、どのように成長するかとても楽しみです。